横野和紙@岡山県津山市

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横野和紙 上田さんの工房を訪問しました


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沢山の手漉き和紙商品が並んでいます
こちらの手漉き和紙の特徴は
三椏100%の和紙が主流

金箔が傷まないように
間に挿む和紙 箔合紙を作っているのは
全国でこちらの工房一件のみ
楮紙は、楮の繊維が長いため紙面がなめらかにならない
なので三椏の細かい繊維で作った和紙が適切なのだそうです


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こちらの工房ではすべて板干し
板干しすることで和紙の表面に繊維が立ち上がって金箔が離れやすくなるそうです
鉄板乾燥したツルツルの面では
金箔がくっついてしまって使えません

金箔は重ねてまとめていくので、
厚みを出さなくするために
薄い三椏の和紙が適切なのだそう

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箔合紙は平らでないといけません
湿紙を板に貼る時は
直前に水を流して湿らせます。
素早い刷毛捌きによって板にピタッと貼りつきます
写真は、乾燥した和紙を剥がしている所です
干し板の素材は、杉・栃の木
本美濃紙の干し板と同じくらい大きかったです

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漉き舟・簾は今まで見ない奥行きのある形でした
これは、金箔のサイズ(基本3寸6分角:10.9cxm角)に合わせているから
和紙の使途によって道具も変わってくるのですね
金箔のサイズ

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どの道具類も年季が入っています



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今まで訪ねた工房は主に楮紙が作られている所
今回初めて三椏の登場です!
生け花の造形素材として資材屋で出回っている三椏とは大違い
とっても綺麗です!
三椏は専門の栽培業者から買っているとの事です

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後継者の息子さんご夫妻
金沢箔に使われる箔合紙
ここでしか作れない和紙を作っていることが
需要を作り
世代が続く理由となっているのでしょう

取材へのご協力を頂きありがとうございます




by hanatsudoi | 2015-06-06 18:47 | 和紙の話 | Trackback | Comments(0)
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