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【東北の今を知る】旅を終えて

先日【東北の今を知る】をテーマにした旅を終えました。
主たる目的は、和紙の学習旅行でしたが、背景に大きなテーマがありました。

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メンバーと合流する前に、宮城県亘理郡の友人に会い、仙台駅から南相馬付近まで行きました。新しいコミュニティー施設や学校が出来たことを車窓から見せてもらい、復活したイチゴ農家さんの喫茶店でお茶をしました。形(建物)は変わっていましたが、人はまだ居ませんでした。
翌日の花巻での和紙学習を終え、最終日に陸前高田の奇跡の一本松、ここから、三陸海岸の海沿いの道を南下して石巻まで。この道は、立ち寄る場所など何もありませんでしたが、多くのことを感じさせてくれる道でした。ひたすら続く道はすべてが津波の被害に遭っていて、どこもが被災地だったということを教えてくれたのです。新聞やテレビから伝えられる情報は、地名によって切り取られています。でも実際は、時間も場所も空間も、一部を切り取ることなど出来るわけはなく、全てが繋がっているのです。
 
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東北の今を知る旅の最後にたどり着いたのは、石巻西光寺さんでした。副ご住職様に沢山のお話を伺いました。昔は家を建ててはいけなかったと言われていたところに住んでしまったから被害が大きくなったという言葉もありました。時間(歴史)も繋がっているのです断片的に私たちの生は切り取れない。東京にいる私たちも実は被災地と繋がっている、地球上で起こっていることも自分の一部。そして時間軸も同じ、歴史も自分に繋がっている。 東北の景色を眺めながら、そんなことを感じてきました。
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by hanatsudoi | 2017-10-11 08:10 | PIARAS | Trackback | Comments(0)
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