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2009年を振り返り眺める

2009年はどんな年だったろう
振り返ってみると
自分を知る年
であったような気がします

大切な母との別れから、
母を知りたいと思い、
過去へ過去へ気持ちが遡りました
母を知る事は
結局、自分を知る事だということに、
途中から気づきました

自分が
どうやって この世に生まれてきたか
どうやって 育てられたか
どうやって 愛されてきたか

自分は
どんな人から生まれてきたのか
その人はどんな愛し方をしたのか
その人はどんな愛され方をしてきたのか

そんなことを知る旅

母の闘病が始まって10ヶ月
この時間は母を精一杯愛するための時間
でも結局、
自分を愛せるようになるための時間だったということに
母が亡くなってから気づきました

自分は
自分を認めているんだろうか
自分を大切にしているんだろうか
自分に嘘をついた生き方をしているんじゃないだろうか

そんなことを考える旅


人は命をかけて、
遺していく人に
いろいろな事を教えてくれるという

それは
身振り手振り
足を運んで
道具を使って伝えるものではなく

動かない身体と
横たわる精神だけで伝える

すごい力だ


会いたい人が
もう形としてこの世に無いのだという事を
繰り返し心に塗り重ねて納得させていく毎日
母が亡くなって
今も、
涙の出ない日は一日も無い
母が生きている時より
母の事を深く考えている
母の事を知りたいと思っている
手が届かないから
恋焦がれる

そして、
手が届かない事にはっきり気づいた時に
恋焦がれても叶わない
切ない気持ちは
愛に変わるのかもしれない






私の独り言にお付き合い下さった方々へ

母が亡くなってから
伝えなくてもよいような
私の悲しみをブログに書き続けました
公開するような事でもないのに
伝え続けました
皆さんには私の気持ちにつきあってもらって
申し訳ないと思いましたが、
活字に変えた私の気持ちを共有してくれる人がいるんだという事実が、
私を支えてくれたように思います

お付き合い下さって
一緒に泣いてくれた方たちに
心から感謝しています

ありがとうございます
by hanatsudoi | 2010-01-01 09:15 | エッセー | Trackback | Comments(0)
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