VAN GOGH ゴッホ展 没後120年 会期:2011年2月22日(火)~4月10日(日) 会場:名古屋市美術館 もの心ついてから、ゴッホ展は何回か観ている おそらく没後100年とか110年とかいう節目の展示会だったのだと思う 二十歳の時に出会った友人がゴッホを好きだったことから、 ゴッホを知る旅は始まった その友人は、一緒に『ゲーテの格言集』という書籍も私にくれた 「耳目が欺くのではない 判断が欺くのだ」 ゲーテのこの言葉は二十歳の私の心に鋭く残った 哲学の種は この友人が蒔いてくれたのかもしれない さて、ゴッホのことについて私が思うこと 亡くなってから彼がこれだけ賛美される由縁は、 残された膨大な書簡によるものと考える 活字でありありとした生前のゴッホの姿をイメージできるからだ ゴッホは精神を病んだといわれているが、 彼の書簡は最後まで文学的で整然としており、 実はゴッホは狂っていなかったのではないかという説さえあるのだ 実際人というものは、 完全に気が狂ったら、 事故でない限り死ぬことは出来ないと思う おそらく、正気と凶気の狭間で、 絶望を感じることが出来た、 それゆえ自ら命を終えることが出来たのだ ―と私は思う― 参考文献:ゴッホ 星への旅/藤村信著/岩波新書73/1989年 主な展示作品(作者名のないものはフィンセント・ファン・ゴッホの作品) 秋のポプラ並木 曇り空の下の積み藁 夕暮れ/ヨゼフ・イスラエルス 掘る人(ミレーによる) サン・ゴダール・トンネルの完成。トンネル中央におけるアイローロ側とゲシュネン側の坑 夫の出会い 2月29日、日曜日、午前9時/ウィリアム・ヘイスマン・オヴァランドの原画 麦藁帽子のある静物 フリース近郊/アントン・モーヴ 白い帽子を被った女の頭部(ホルディーナ・デ・フロート) じゃがいもを食べる人々 花瓶のヤグルマギクとケシ マルメロ、レモン、梨、葡萄 オンフルールの港の入り口 灰色のフェルト帽の自画像 カフェにて(「ル・タンブラン」のアゴスティーナ・セガトーリ) 糸杉に囲まれた果樹園 ゴーギャンの椅子 アルルの寝室 ブルターニュの少年と鵞鳥/ポール・ゴーギャン 川を渡る女性/歌川国芳 亜麻を刻む農夫(ミレーによる) アイリス
by hanatsudoi
| 2011-04-17 10:52
| アートの勉強
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