愛知県美術館 テーマ展 大西康明『体積の裏側』 2011年2月15日(火)~4月17日(日) 会場:愛知県 名古屋 愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階) 日常的な素材を用いながら、目に見えない現象や気配をとらえて造形化させる若手アーティスト、大西康明による展覧会『体積の裏側』が、2月15日から愛知・名古屋の愛知県美術館で開催される。 大西は、2007年度の『新進アーティストの発見 in あいち』美術部門に入選し、国内外で高い注目を集めているアーティスト。『体積の裏側』は、大西にとって国内主要都市の公立美術館で行われる初めての個展となる。 同展の開催に向けて大西は、1月末から約3週間にわたり名古屋市内に滞在して作品制作に臨んでおり、無数の接着剤を垂らしてビニールシートを吊り下げた大型立体作品『体積の裏側』を制作している。展示室をまるごと作品空間へと変容させる同作は、展覧会終了後に解体されてしまうため、再び同じ作品に出会うことは難しいだろう。 なお、作品の制作過程は、会場のオフィシャルブログを通じて随時発信され、作品が生まれていく様子をチェックすることができる。〔CINRA NET webより引用〕 ⇒体積の裏側の様子 不思議な空間の中に身を置き、しばし現実から遠ざかった 光を受けたポリエチレンシートが薄布のように柔らかに見え、 温かささえ感じさせる 反面裏側は、黒い接着剤の糸が天上から垂れ下がっている その光景は、虫の巣、繭の中、おどろおどろしい、 繊細な無数の糸が空間を支え構成している 生きものが自然の中であたりまえに作っている造形を想像させる 軽やかであり 儚くもあり 陰鬱でもあり 存在するものが持つ多面的な要素をひとまとめにした そんな作品だった
by hanatsudoi
| 2011-04-28 07:10
| アートの勉強
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