福原コレクション【駒井哲郎1920-1976】展@世田谷美術館


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福原コレクション
駒井哲郎1920-1976展
会期:2012年4月28日(土)~7月1日(日)
会場:世田谷美術館
観覧料:一般1000円


 駒井哲郎は、戦後の日本において、新しい美術感覚とも関連をもちながら、銅版画の芸術性を高め、重要な視覚表現ジャンルとして定着させたパイオニアとして、教科書にも登場する重要な作家です。 
 駒井は、銅版画という目に見える「かたち」を通して、目に見えない「こころ」の内を表現した画家でした。夢と現実の織り成すその表現は、見る者を空想の世界へと誘ってやみません。しかし、駒井が銅版画に描き出したイメージは、決して非現実的なものだったわけではありません。それは、人生への懐疑や日常の憂鬱感、ひそやかな期待や心の高揚感といった、極めて切実で真摯な内なるこころから生まれました。目を閉じた時に瞼の裏に微かに浮かぶ光の造形や、日常の中で目にした現実としての幻影。駒井はそういった心の目で見た現象や現実を、鋭い感性と熟達した技術によって銅版画へと移し変えることに成功した、稀に見る才能豊かな芸術家でした。
 本展では、そうした駒井芸術の全貌を、資生堂名誉会長の福原義春氏が蒐集した約500点という大コレクションの全作品総入れ替え2部構成により、ホイッスラーやメリヨンの影響が見られる初期の作品から、ルドンやクレーを解釈しながら独自の表現を生み出した清新な1950年代の作品を経て、病に冒され、その心情を痛切に表現して終わる駒井の創造の軌跡をご堪能頂きたいと思います。

【展覧会リーフレットによる】



忙しい時期に、終了間際で飛び込んだ展覧会

まるで、必要なものがお膳立てされていたように、
この展覧会の鑑賞は私には必要なものだった

もともと、版画とちぎり絵について
接点が無数にあると感じていた
特に錦絵では、一色のために版下が一枚あり、
それを重ねて重ねて一つの絵に仕上げていく
その層が、ちぎり絵の構成にもある

ちぎり絵は
紙を切るという行為において
どうしてもモノの輪郭から逃れることは出来ない
なぜならば、和紙を切る行為そのものが
輪郭を作る作業だから

版画も同じ

輪郭を重ねて重ねていく

この展覧会でちぎり絵の突破口が一気に開いた
時間がない中、無理して時間を作って行ったのだけど
行って良かった
素晴らしい作品を鑑賞できた
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by hanatsudoi | 2012-07-10 07:22 | アートの勉強 | Trackback | Comments(0)
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